真田紐(さなだひも)について

 

日本伝統工芸のひとつである真田紐の起原は諸説あり定かではありませんが、チベットの山岳民族が織った細幅織物が日本に伝わったものと考えられ、沖縄地方ではミンサー織、八重山諸島では八重山織、本州では細幅織物として形を成した後の真田紐と呼ばれるようになったとも言われています。

 

またチベット周辺の言語で「紐」を意味する「サナール」が転じたとする説。はたまた一説には、約450年前関ヶ原の戦い後に真田昌幸・信繁父子が、縦と横の糸から織る紐を作製し生計を立てていたのでその名が付いたという俗説等があります。

 

戦国時代には強くて伸びない真田紐を、甲冑を身につける時や刀の下げ緒など重いものを繋ぎ止めることに適していたことで広まり、茶道具などを納める桐箱やお祝い時の装飾結びに使われるなど大切なものをしっかりと縛ることから、祝いの紐とも言い伝えられています。

 

丈夫な上に模様が豊富で、武士・庶民に幅広く使われていましたが、現在では用途も減り、作り手も少ない状況にあります。

素晴らしい日本の文化や伝統工芸を、今に活かせる形に変えて次に繋ぎ伝える。

~ 古き良きものを 受け継ぐこと ~

この想いから真田紐アクセサリーが生まれました。

 

 

伝統の逸品を身に着けることを誇りに。

そこから生まれる凛とした想いが、次への勇気と力になりますように。